19時45分
次は出国審査。久々のイミグレは、なんと列をなしていた。長い列が3つ。最近、イミグレが混んでいるということがなかったので、ビックリ。
そんな列の左端を見ると、数人が並んだブースがあった。なんの列だろうとよく見ると、自動の出国ゲートだった。そんなものがあると聞いてはいたが、まだポピュラーではないらしく、空いている。ああ、自動なら楽だろうなぁと思える光景だった。
となると、どうせ時間はあるのだから、この際やってみよう。近づきながら、案内を見ると、初めての人は申請書が必要らしい。自動ゲートの横にあるブースはそのためのものだった。
女性がひとり、机で用紙を記入している。記入はややこしいのかなと少々気持ちが萎える。萎えながらも置いてある申請書を取って見ると、これがいたってシンプル。ちゃちゃっと書いて、並んでいる女性のうしろにつくことができた。僕を入れて並んでいるのは3人だけ。
しばらくすると、自分のうしろに数人が並んできた。ここで、窓口の男性が、「申請には時間がかかります。時間のないかたは、おやめください」と声を発した。「ふふーん、僕は該当しないな」と思っていると、前の女性が列からはずれた。
列のうしろから、「どれくらいかかるんですか」という声があがり、「5分くらいですが、申請書を書くのに時間がかかります」という返答。では、申請書にどれほど時間がかかるのか、ということになるのだけれど、それについての質問は出なかった。
手続きは、数分で終わったように思える。ただ、ここでわかったのは、この自動ゲートを使えるのは、パスポートの有効期間中だけということ。僕のは来年までの有効期間だから、あと1回使えるかどうか。
無事申請が終わり、自動出国ゲートに向かえるようになった。さっそく、ドキドキしながら機械の所に行く。機械の指示のままに、手の指を機械に置いているうちに、ことはすべて終了となり、無事に自動ゲートを通過。これを使わない手はない。