15時50分
ゲートウェイ近くのバス停下車。目指すコンドのロイヤル・ガーデンは、もう目と鼻の先だ。
約束の時間、17時30分には、まだゆとりのある到着となってしまった。旅行で時間通りに物事を進めるのがは難しい。とりあえず、ホテルに行くことにした。数分歩けばよい距離だ。荷物を預かってもらえれば、ワイキキ散策でもしよう。もしかしたら、管理者も来ているかもしれない。
2年前に来た時には、マイレスカイコートは(いや、今やホリデイイン・エクスプレスとかになっていた)、工事中だったけれど、工事も終わりきれいになっている。旅行者には、2年前でも前回であり、昨日のことのように思える。
名前を変え、整形して別人のようにきれいになった女性の脇を通って、目指す女性に会いに行く。ロイヤル・ガーデンは、まったく以前のまま。一度泊まったことのあるホテルは、安心感がある。これが初めての女性に会うとなると、とても緊張してしまう。いったいなんの話をしてるんだろう。そのような関係という、例え話であります。
ここは、昔から僕のあこがれのホテルだった。この前を通る時、いつも羨望のまなざしで見つめていたものだ。昔は、あるエアライン御用達のホテルだったと聞いている。それがある時改装され、今のコンドになっている。ちょっと見、入りずらいけれど、いたってフレンドリーな対応の、心地よいコンドである。
ロビーに入る。コンドの受付担当者は、接客中でこちらを見ない。ということで、自由にロビーで振る舞える。もしかしたらの管理者は……、ロビーを見回しても、それらしき男性は座っていなかった。まだ1時間半も前だから仕方ない。しばらくロビーのソファーに座らせてもらうことした。
それにしても、あと1時間半。ここに座っているのはもったいない。受付でリュックを預かってもらえるのか聞いてみることにした。問題は、個人所有の宿伯者にそのようなサービスをしてくれるかだ。
受付に行き、今日から個人所有のコンドに宿伯予定であること、その管理者と会うまで、荷物を預かってもらいたいことを、身振り手振りで告げると、快く預かってもらうことができた。よかった、これで身軽に動ける。