ハワイ大好きおじさんの〈路地裏雑貨店〉

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』(北嶋茂)その後

 当店、最初は、「ハワイ路地裏探検隊」と称して、ハワイものを中心に並べていたのですが、仕入れに困り果て、菓子類や戯れ言、ボヤキや小言なども並べるようになりました。新品、中古品、珍品、パチモン、バッタもん・・・いろいろ取りそろえてございます。

衝動食いの罰〔2018年4月4日(水):2日目 27〕

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〈Happy days〉の店内


 飲茶は値段がわからないのが難点で、一度値段を聞いてみたけれど、3ドル前後だったように覚えている。
 すべて食べ終え、会計を頼むと、なんと19.75ドル。どうやらリブが量も多いし、高かったようだ。
 あんなもの頼まずに、違うものを頼んだほうがよかったなという反省。できれば、もう一度最初からやり直したいという後悔。さらにできれば、昨日のうちに、作戦を考えて来るべきだったという猛省。反省と後悔の山うずたかし。仕方ない、来るつもりのない衝動食いだったのだ。

 さてチップはどうしよう、3ドルってところだろう。1ドル札が足りなかったので、20.75ドル渡し、そのお釣りはもらって、テーブルに3ドルと思っていると、釣り銭が戻ってこない。もしかすると、あれがチップだと思ったのかもしれない。ならばと、差額の2ドルをテーブルに置いて、サヨナラした。

 やっと、この店に入りたいという長年の夢が果たせた。たぶん、最初にひとりで旅した頃からの夢だったのではないだろか。できれば店の前で、自分が入った記念写真を撮りたいくらい、記念すべき日だったのだ。そんなことは、お店の人はわかってくれるはずもなく、クールにお見送りしてくれた。
 これで、この店の前を通っても、「来たからね」と胸を張って通り過ぎることができる。教訓、「大物の飲茶、頼むべからず」、小さく細かく。そして、飲茶、ひとりで食べるべからず。また来てしまいそうだけれど、とりあえずそういっておこうっと。