女性用と違って、〈C〉の男性用の店は中国のかたも少ない。静かなものだ。「男は女性のうしろで地味に生きているんだ」なんて思える光景でした(私のことですが)。
そして、ありました、ありました、男性用のお財布。しかも、もちろん、売るほどに沢山。
見ていると、女性の店員さんがやってきて、日本語で話しかけてきた。なぜ、日本人だとわかってしまうのだろうと、まずそれに驚き、いつものように「なぜだっ!」と思ってしまうのでした。まっ、そんなことより、財布。
店員さんから、「2個買うと、さらにディスカウントする」とのお話をいただき、当然のことながら2個購入。はてさて、ここの定価というのは、いったいどういう設定なのだろうかと、人間不信になるような価格なのでありました。
こういう価格設定に、人は、もう疲れているのではないか、とも思えましたが、疲れていながらも、まだまだうれしくもありました。そんなことで、1個5千円にも満たないお財布を手に入れて満面の笑みを浮かべて店をでましたとさ。
財布を手に入れれば、もうワイケレには用はない人なので、即刻退散。他の店を覗いてみようかなんて、これっぽっちも思わないのが、たいしたものなのか、とんでもないことなのか。さてどうなんでしょうね。
せっかくここまで時間をかけてきたのに、興味があるのは、この財布のお店だけ。2個の財布のために、1時間かけて、また1時間以上かけて帰るなんて、賢い人がやることなのかという疑問。ひとりなら、もう絶対来ないだろうなぁ、と思っているのですが、さてどうなることやら。