ハワイ大好きおじさんの〈路地裏雑貨店〉

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』(北嶋茂)その後

 当店、最初は、「ハワイ路地裏探検隊」と称して、ハワイものを中心に並べていたのですが、仕入れに困り果て、菓子類や戯れ言、ボヤキや小言なども並べるようになりました。新品、中古品、珍品、パチモン、バッタもん・・・いろいろ取りそろえてございます。

路上をさまよう〔2018年4月4日(水):2日目 36〕

f:id:hawaii-ojisan:20200602054516j:plain

カメハメハ・ハイウェイ(アイエア)


16時22分

 ワイケレ前のバス停。バス停の席は、すでに4人組に占拠されていた。疲れた身にはつらい。座って待てれば、少しは楽なのだけれど。ひとつだけの買い物とはいえ、買い物疲れの身にはつらい。これが何点もの買い物となると、激しくつらいことだろう。それに大量の荷物。となると、やはりワイケレ・ツアーなるものも便利なのかもしれない。そんなことを実感させてくれるバス停。

 フィリピン系だと思われる女性が数名やってきた。楽しそうに大きな声でしゃべっている。みんな明るくって、うらやましい。そのなかのひとりが、買ってきたブランド品の折りたたみ傘を出して、みんなに見せていた。すると、この日、風が強く吹いていて、女性の傘カバーを、さぁっと道路に運んでしまった。あれよあれよという間に、道路の真ん中に飛んで行く。
 それを見て、失った当人は、笑っている。僕だったら、車にひかれてもいいからそれを拾いにいったことだろう。一瞬、取りに行ってあげようかと思ったけれど、本当に死んでしまいそうだったので、やめておいた。新品なのに……、風が吹く度に路上をさまよう傘カバー。まるで生き物のようだ。そして自分のように見えなくもない。車にひかれないように気をつけようっと。