カルビ・プレートにつくおかず4品は、ワカメ、ブロッコリー、キャベツ、カクテキを選んだ。これで、野菜不足は補える。
昔は、10ドルほどだった、ここのカルビ・プレート。どこもそうなのだけれど、あれよあれよという間に16ドルだ。物価高騰のハワイ、夕食にこれだけのボリュームなら、高くはないけれど、なんか変だなと思えてしまう。
韓国の人ばかりと思われる店内。ガヤガヤ賑やかな片隅で、プレートができあがるのを待つ。いくら待ってもかまわない。これで今夜の食事が確保できたのだから。さらに、それはここのカルビ・プレートなのだから。
10分ほど待ったかな、と思われる頃(正確じゃないです)、僕の夕食ができあがった。ああ、これにありつけるなんて、なんてありがたいのだろう。夢見てきた、〈味加園〉のカルビ。重い。重さは、幸せの量に比例する(私の法則)。ああ、このプレートのなかに幸せがギューギューに詰まってる。
幸せを抱きしめるようにして、ホテルへの道を急ぐ。腹が減った。もう9時近いのに、まだメシを食べていないという毎日。これもすべて、ワイケレのせいだ……。いや、行くことにした自分がいけないのだ(ワイケレ、嫌いではありません。念のため)。