しばらくすると、アジア系の女の子がやって来て、来ると同時に地団駄を踏んだ。それも、2回も。なにかよほど悔しかったのだろう。日本人なら、こんな所でそんなまねはしないだろうから、こちらのかただということにした。
しかし、地団駄とは、めずらしい。ハワイのバス停で地団駄なんか踏んでいたら、バス停は、どこも穴ぼこだらけになってしまうだろう。そして、足は骨折。
彼女も、僕らの仲間になった。
時刻表を見ると、もう少し早く来ていれば、11時5分発のバスがあったようだ。これに乗れなかったのが、彼女の地団駄の理由だったのだろうか。次は、35分だから、少し辛抱が必要だ。
やがてCバスが到着し、待っていた人の多くが、それに乗って行く。どうやら52番バス組は、マイナーなようだ。