道は、所々カーブを描き、進むにつれ、舗装された道も現れた。間違いなく歩くための道、歩く人もいるのだと確信できた。ここでやっと、このルートを取ったことに安堵した。もし、間違っていたら、また戻らなければならないという恐怖。できればそんな疲れることはしたくない。喜びに、小躍りしたくなる。が、手や足がもつれるといけないのでやめておいた。
しばらく歩くと、登山道のあるパーキングに到着。もうこれで本日のトレッキング終了という気にさせる、茨の道だった(だいぶオーバーですが)。
ここに来るまで、とうとう人に出会わなかったから、どうやら徒歩派は極めてまれのようだ。お友達のいない寂しさ、そんなものを感じさせてくれる、徒歩派。みんな車で来るのだ。とはいえ、レンタカー生活はしたくない。