デリコーナーをグルグル回って、お選択。まるで洗濯機のなかの衣類のように動いて選択しまくる。
旅行中不足しがちな野菜を中心に好きなものを選んでいく。この課程が楽しい。これで、ビールを飲んだらおいしいだろうな、などというものも選ぶことができるから、夜ならもっと楽しい。そして、できればふたりで来て、違うものを選んでシェアすれば、もっともっと楽しいに違いない。そこが悲しいひとり旅。
さて、今回の選択は、箱の半分を緑の野菜、トマト、そこにお豆腐、ハム、フルーツを配し、あとはチーズの乗ったガーリック・トーストを入れた。おお、なんてきれいな彩り。まるでピクニック・ボックス。オヤジの食い物とは思えないような美しいものとなった。
見た目も軽いけれど、重量的にも軽そうだ。はてさて、いくらになったろう。楽しさと恐怖、ともにあり。これは楽しさと恐怖を箱詰めにして、数値化(金銭化)するという作業でもある。あるいは、度量の深さを数値化するといっていいのかも。