もうハワイに来ないかもしれないと思うと、行きたい場所やお店の「制覇」が気になる。とはいえ、「制覇」はどんなときだって気になる事柄だ。
「もうハワイに来ないかも」・・・日本にいると、なぜかいつもハワイのことを考えている。アラワイ運河を歩いている自分を想像するだけで胸キュン。サンスーシー・ビーチのベンチに座っているだけで極楽だ。ハワイを好きなのだけれど、その度合い、以前と違うように思えてならない。
それは、ハワイの変化が激しすぎるせいかもしれない(それに自分の歳のせいも、ちょっと)。こんなこと、いつの時代にも起きていることだろうけれど、あのインターナショナル・マーケットさえなくしてしまう姿は、どうしても理解できない。
そんな人に、娘は、あっさりと、「新しい施設は便利よ」と諭してくれた。なるほど、思い出のない世代には、そんなものなのだろう。僕らより先輩の世代には、もっとつらいハワイになっているのかもしれない。居心地のいい場所を見つけようっと。
そんなモヤモヤも、ハワイに来たら、どんどん薄らいでいった。薄らいでいくと、「制覇」は不要かというと、そうでもない。また来るに違いない人にも「制覇」は楽しい。
できれば、行ったお店や場所に「制覇シール」貼って歩きたい衝動は、千社札魂か、あるいは犬のマーキング行動か。