樹から落ちてきた綿のようなもの(犬の毛に見えたもの)を手にして見つめているおばあさん、こんなものに興味を持っている人なのだ。つまり、僕と同じ種族ということになる。
さらに驚いたのは、その手に大好きなプルメリアの花もあったこと。まさにドンピシャの同じ趣向なのだ。きっと話が合う人に違いない。できれば、お話ししたいくらいだけれど・・・、適切な英語が出てこないで横を通り過ぎる。ああ、なんて情けないことか。ちゃんと英語が話せればなぁと唇を噛む。
ということで、英語、勉強いたしましょうね。と、帰国して数週間は単語を暗記したりしてきたけれど、今だ進化せず。きっとこれからもこのままだろう(自信あり)。
公園まで進むと、犬を連れた人たちが輪を作っていた。どうやら犬の調教の仕方を習っているようだ。休日の公園は、平日とは違う姿を見せている。
道に落ちていた「犬の毛」(のようなもの)は、あの樹木を見つけていなければ、きっと、コイツラがみんなでブラッシングしていたに違いないと思ったことだろう。今日のレアヒ通りは、まるで犬街道のようだ。