細かな買い物も終わり、これからいよいよ最後の晩餐の買い出しだ。食事のための買い物は、ワクワク感が強くて、心臓発作を起こしそうだ。それほどウキウキ。
行き先は、ついに、今日まで来なかった、〈ワン・プラス・ワン〉。ハワイに来る前から来たかったのに、食べたかったのに、最後となってしまった。それでも、来られただけでもよかった。食事は、タイミング。いくら食べたくても、ちょうどその店近くにいなければ食べられない。で、近くにいようとすると、そこ中心の予定を組まないといけないことになる。さほど食堂の力、強し。
15時45分
〈ワン・プラス・ワン〉到着。店内には、注文が終わって、待っている人がひとりいた。テーブル席には、ふたり座っている。
ホワイトボードの手書きのメニューを見る。どれも10ドル以内の料金だ。以前より高くなったけれど、まだまだほかと比べれば安い。それぞれミニサイズがあるのもありがたい。ミニは、だいたい2ドルほど安くなっている。
ガーリック・アヒ、10ドル。ガーリック・ポークチョップ、9.35ドル。ガーリック・シュリンプ、9.75ドル。そして、今日注文しようと思っている、シュリンプ・フライド・ライスは9.95ドル。
昔は、ガーリック・シュリンプだけ食べていた。それがある時、間違って、シュリンプ・フライド・ライスを注文してから、これの虜となってしまった。
さっそく、窓口で手を挙げて、シュリンプ・フライド・ライスを宣言する。いつもは、オヤジさんかおばさんがいるのだけれど、今回は、初めて、おにぃちゃん。数年に1度しか来ないのだけれど、いつもの人がいないと、なぜか寂しい。