ハワイ大好きおじさんの〈路地裏雑貨店〉

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』(北嶋茂)その後

 当店、最初は、「ハワイ路地裏探検隊」と称して、ハワイものを中心に並べていたのですが、仕入れに困り果て、菓子類や戯れ言、ボヤキや小言なども並べるようになりました。新品、中古品、珍品、パチモン、バッタもん・・・いろいろ取りそろえてございます。

〈ジャック〉の喜劇と悲劇〔2018年4月7日(土):ハワイ5日目 41〕

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〈ジャック・イン・ザ・ボックス〉のカウンター

15時55分
 〈ジャック〉に突入。
 〈ジャック〉は、最初のひとりハワイの時に、送迎バスがエンコしてしまって、立ち往生したのが店の前だったという思い出がある。僕には、初めてのひとりハワイ=エンコ=〈ジャック〉という図式ができている。
 そんな思い出とともに、ドアを開ける。店内のテーブルには、男性がひとりだけ座っていた。もちろんレジ待ちなし。レジ待ちなしというのは、ありがたいような、ありがたくないようなことでもある。ちょっと落ち着いて、列のうしろ、あるいは列からはずれて、オーダーを考える時間がほしいのだ。
 それにしても、時間のせいなのだろうか、なんだか賑わいのない店内だ。

 さて、なにを食べようか。チャーハンもあるし、と悩んだあげく、写真を見て番号で注文したのが大間違い。自分ではチーズバーガーを注文したつもりが、出てきたのは、なんとソーセージ・バーガーだった。喜劇。
 メニューをよく見ればわかったはずなのに……、大失敗。「Extreme sausage」、4.49ドル。1日中食べられるのだけれど、朝食用とも書いてあった。ああ、普通のバーガーが食べたかった。こうして、喜劇から悲劇は始まる。