15時55分
〈ジャック〉に突入。
〈ジャック〉は、最初のひとりハワイの時に、送迎バスがエンコしてしまって、立ち往生したのが店の前だったという思い出がある。僕には、初めてのひとりハワイ=エンコ=〈ジャック〉という図式ができている。
そんな思い出とともに、ドアを開ける。店内のテーブルには、男性がひとりだけ座っていた。もちろんレジ待ちなし。レジ待ちなしというのは、ありがたいような、ありがたくないようなことでもある。ちょっと落ち着いて、列のうしろ、あるいは列からはずれて、オーダーを考える時間がほしいのだ。
それにしても、時間のせいなのだろうか、なんだか賑わいのない店内だ。
さて、なにを食べようか。チャーハンもあるし、と悩んだあげく、写真を見て番号で注文したのが大間違い。自分ではチーズバーガーを注文したつもりが、出てきたのは、なんとソーセージ・バーガーだった。喜劇。
メニューをよく見ればわかったはずなのに……、大失敗。「Extreme sausage」、4.49ドル。1日中食べられるのだけれど、朝食用とも書いてあった。ああ、普通のバーガーが食べたかった。こうして、喜劇から悲劇は始まる。