ハワイ大好きおじさんの〈路地裏雑貨店〉

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』(北嶋茂)その後

 当店、最初は、「ハワイ路地裏探検隊」と称して、ハワイものを中心に並べていたのですが、仕入れに困り果て、菓子類や戯れ言、ボヤキや小言なども並べるようになりました。新品、中古品、珍品、パチモン、バッタもん・・・いろいろ取りそろえてございます。

次回のハワイへの文句は・・・[2018年4月8日(日) 最終回]

f:id:hawaii-ojisan:20210120085252j:plain

10年ほど前のダイヤモンドヘッド(今と同じ形ですが)

10時20分
 登場開始。ヒコーキは、767-300。
 僕の席は、なんと、おガキ様のうしろだった。よく見れば、ガキ様がうじゃうじゃいる。ああ、まるで天国のようだ。
 もちろん、小さな赤ちゃんを連れた夫婦もいる。騒いでいるのは赤ちゃんだけでなく、そのお母さんもそれに負けず劣らずの人だった。当然、その夫は、その夫らしい人物ということになり、世の中はうまくできているものだ。よくあるハワイ路線らしい風景に感激の涙。

10時50分
 ヒコーキ、ズルズルと動きだす。
 窓の外を見ると、ダイヤモンドヘッドとワイキキ方面の街並みが見えた。あそこで毎日ゴチャゴチャやっていた。楽しかったこと、わけがわからなかったこと、焦り、驚き、疲れ……。
 離れることの寂しさに、無事に帰ることができる安堵感が混ざって、気持ちゴチャゴチャ。こうなると、もうわけがわからないハチャメチャの錯乱状態。

11時5分
 ヒコーキ、ちゃんと飛び上がる。今回も、滑走の途中で故障して、出発できずといかなかったのが残念だ。安全に引き返すなんてのでもいいけど、それもダメ。

 さ~て、次はどんな文句をいいながらハワイに来ようか。「ホテル代が高すぎる」、「食事代も高すぎる」・・・それに、「楽しすぎる」、なんてのはどうでしょうかね。