前回からの続きです。
結局、ハワイ1番乗りの日本人は誰なのかよくわからないのですが、とりあえずよく知られた万次郎さんのことをもう少し。
1841年にハワイに到着した万次郎さんは、どこにいたのか、です。
ヒコーキではなく、船で行ったので、当然、まずはホノルル港に着地。パスポートのチェックを終え(持ってなかったようですが)、レイやフラで大歓迎を受けたのち・・・とはならなかったでしょうが・・・。
宮永孝著『ジョン・マンと呼ばれた男』(集英社刊)によると、到着後、ホノルル港の要塞近く、目の前はすぐ海という家に宿泊したようです。しばらくは、望郷の想いで、海を見て暮らしていたのでしょうか。あるいは、毎日フラ三昧、美女に囲まれてラウラウ・パーティ。いずれにせよ、不安と驚きと喜びとグチャグチャだったことでしょう。もっとも、私あたりは、いまだにそんな感じでハワイしてますので、あまり変わらないということになります。
さて、ハワイ州観光局のHPを見ると、「今のカワイアハオ教会の母体が建てられたのが1842年ですので、万次郎達は港に上陸後、完成間近の教会をその目で見ていたのかもしれません」とあります。
そんな教会だと知ると、ちょっと見方も変わります。万次郎さんが見たのなら、自分も行ってみたいぞ、ともなります。
続きはまた。