漂流民の話を知らなかったら、たぶん行くことはなかったハワイアン・ミッションハウス史跡史料館やカワイアハオ教会。日本人の漂流民が、この近くにいたのだと思うと、なんだか身近な施設のように思えます。時間があったら、チャイナタウンでタラフク食ったあと、カロリー消化に立ち寄ってみるのもいいかもしれません。
さて、万次郎さんの同僚(会社員みたいですが)のひとりは、ハワイアンの女性と結婚したと、先の本『ジョン・マンと呼ばれた男』(宮永孝著・集英社刊)には記されています。江戸時代に花開いた、南国のロマンス。その花は、今も咲き続けているのか。咲いているとしたら、そんな先祖のことを知っているのでしょうか。