たぶん・・・日本では食べることがない、オックス・テール・スープ。出会いの場がないですよね。そんな存在なんですが、なぜかハワイではとても食べたくなる一品なのです。
ハワイで初めて食べたのは、カイムキにあった(過去形)〈ビクトリア・イン〉。ほんとうは、〈カピオラニ・コーヒー・ショップ〉で食べたかったのですが、遠くて行く気になれなかったのです。
〈ビクトリア・イン〉は、外から店内が見えないので、恐る恐るドアを開け、店員さんやお客さんにに気づかれないように着席したのですが、なぜか店員さんは、ちゃんとやってきました。もちろん注文はオックス・テール・スープ。
店内は、古き良き時代のファミリー・レストラン調で、これはもう文化財ではないかと思えるな造りでした。私のような年代の者には、極めて落ち着く雰囲気です。
オックス・テール・スープと初めての出会いのせいか、感動の雨あられのうちに食事は終了。この店でまた食べたいと思っているうちに、2011年に店は閉店。38年の歴史を閉じました。私が行ったのは、2010年ですから、ギリギリ、セーフといったところです。
味は、牛さんの尻尾の味・・・ということになりますが、パラパラ、ネットリとでもいうのでしょうか。スープは塩味で、飽きてきますので、添えられた生姜を入れたりして変化を楽しみます。白いご飯が、あってよかったなと思えます。写真にも見えますが、ピーナッツが入っているのには驚きました。
食べられないせいもあるのかもしれませんが、オックス・テール・スープは、ここのが一番と、いまだに思っています。