以前も書きましたが、ハワイ好きが高じると、ハワイのいろいろなものを集めたくなります。私の場合だと、ライオン・コーヒーのマグカップ、ハワイのTシャツ、ハワイのナンバー・プレート、ハワイの空きビン、アロハ・シャツ、フラドール、マトソン・ラインのメニュー、なんでもいいトート・バッグ、古いハワイの置物、〈ABCストア〉のビニール袋やキーホルダーなどなど・・・。まっ、総じて、ハワイのゴミとでもいったようなものかもしれません。つまり、ゴミ収集。
これで部屋をいっぱいにしてしまう偉人もいるようですが、私の場合は途中で覚醒して、普通の社会に戻ることができました。ほとんど手放したとはいえ、最低限の残存物は部屋の片隅に隠しておりまして、本日の隠し球は、マトソン・ラインの灰皿(「らしい」もので、数種類あり)。
タバコは吸いませんが、「マトソン・ライン」という言葉だけで、なんだか胸がググッとくるんです。はたしてこの灰皿はハワイまで旅をしたのか、デッドストックなのか。もし、ハワイ航路を経験した灰皿だとしたら・・・そんな想像もかきたてられる一品です。
マトソンは、1920年終わり頃~30年頃を中心に、アメリカ本土からハワイへ数日かけて旅する、マリポサなどの豪華客船を就航。そんな船に乗ったわけでもないのに、郷愁を誘われるのはなぜでしょう。ちなみに、今でもマトソンは、ハワイに本社をおき船を出しているようです。ただ、貨物船。ロゴ入りの灰皿はないでしょうね。