玉村豊男さんのエッセイが大好きです。
最初の出会いは、『パリ 旅の雑学ノート』(ダイヤモンド社刊)。初版は、1977年で、私が買ったのは、6版の79年。なんと、40年も前のことになります。なんて細かなパリの解剖書なんだろうと、驚き連発の感動本でした。読みながら、学生時代にこの本があれば、もっと違ったパリを楽しめたのにと嘆いたものです。
熱狂的なファンは、玉村さんが代官山にお店を出したと知ると駆けつけ(今はないようです)、広尾の〈明治屋〉で玉村さんのハーブを見つけては狂喜乱舞。玉村さんの農園で作られたピーマンをガラスに加工したり、デパートの個展に忍び込む、そんな少女的熱心なファンでありました。
ついに玉村さんが、長野県でワイナリーを造り、そこにはレストランもあると知ると、これはなんとしても行きたいとなるのは自然なこと。しかし、横浜からは歩いていけない・・・。
続きます。