アラモアナ・SCを出て、ケアモク通りを山側に向かって進む。向かう先は、〈ロス〉と〈ドンキ〉だ。なぜか、アラモアナ・SCのお店より、こういったお店のほうに魅力を感じてしまう。どうやら、アラモアナ・SCは好きだけれど、なかに入っているお店には興味がないということになる。品が良すぎるのかも。
カピオラニ通りに来ると、〈ウォルグリーン〉のきれいな建物が嫌でも目に入る。大きくって、まぶしいほどキラキラしているからだ。新しくなってからは、あまりにきれいすぎて、まだ入ったことがない。尻込みしているのだ。以前の「ウォルグリーン」ならまだしも、こうも立派だとブラリと入りずらい。
以前あった〈ウォルグリーン〉では、なにを買ってよいのかわからないという印象しか残っていない。あか抜けた〈ロングス〉とでもいった印象だった。ならば〈ロングス〉で十分だ。入らなくてもいいやということで通過したけれど、あとで雑誌情報を見ると、なかなか重武装のいいお店のようだ。次回のハワイでは是非。
そういえば、このビルの辺りに、昔、〈ケンタッキー〉があったなぁ~と気がついた。ケンタのない風景は、なんだか寂しくもある(一度も入っていないのだけれど)。そして、今はなき〈タワー・レコード〉……あそこでレコード選びをするのが楽しかった。
時代の流れ恐るべし、なんて考えながら歩いていたら、〈ウォルマート〉が目に入り、行ってみたくなった。行くつもりはなかったのだけれど、どうやら人を引きつけるパワーがあるようだ。
ざっと〈ウォルマート〉を見て歩く。といっても、なんだかつかみどころのない店で、これと決め打ちをして歩かないと、ただダラダラとお散歩状態となる。今回は、まさしくそのようになり、出口で警備員に「ただ通路を歩いてきました」とだけ報告することになった。
次に、〈ドンキ〉に行く道すがら、〈ロス〉に寄る。なんていい流れなんだろうと自分で感心。
〈ロス〉では、今回、買って帰るつもりの、旅行鞄の下見をした。小さなものにするか、大きなものにするか。値段は、以前買った時より、高くなっているのか。沢山の疑問があった。
ここは、観光客が多い店だけれど、寄ってみるだけの価値はある。店に入って、バッグ売り場に直行。値段を見ると、数年前より数ドル高くなったか、あるいはほとんど同じというレベルだった。すべての物価があがっているハワイだけれど、こうした品物の値段はあがっていないのが不思議だ。なぜだろうと、いつも思う。ハワイの、アメリカの不思議な価格形成。