スーパーの入り口近くにある〈スタバ〉へ行き、列に並ぶ。なにを頼むか悩んだあげく、ブルーベリー・スコーンとホット・コーヒーというオーダーになった。両方とも、2.95ドル。こうなると、やはり〈レインボー・ドライブイン〉で、もっとガッチリしたものを食べたほうがよかったかなと思ったりする。しかし、もう遅い。
品物を持って席に行く。ここは、普通の〈スタバ〉の席というより、スーパーのフード・コートを少しよくした感じ。色気はないけど(席の「色気」って、「ウフン」とかじゃないです)、空いているのがいい、ゆっくりすることができる、誰にも気兼ねが要らない、そんな偉大な席である。ただ、決して快適とは申せません。
店頭に、ミルクが置いてなかったのが気になった。なぜだろう、ただの品切れだろうか、僕の見落としか。あるいは……、いや、変な想像はやめておこうっと。
10時25分
ブルー・ベリー・スコーンを1個を食べるのに、そんなに時間はかからない。もうひとつ、なにか買えばよかったなと思いながら食べ終えた。まっ、ヘルシーってことで。
結局座っていたのは、10分ほど。たっぷりのんびりしたように思えたのだけれど、僕の「のんびり」は、所詮こんなもののようだ。10分間、〈スタバ〉でコーヒーを飲むために、1時間ほどかけやって来るという贅沢。あるいは愚かさ。こんな朝の散歩もいいもんです。歩きながらつぶやく言葉は、「急がないと、あと2日間しかない」。もちろん、足は速まる。