いつものようにアラワイ運河側の道を、図書館に向かって歩く。目指すはカパフル通りの〈スタバ〉。そこで、パンとコーヒーでもと、やっと決めたのだ。やっと、偶然に、なんとなく、閃いて、という決定。
今日の予定からすると、なるべくコンド近くで食事をしたいところだけれど、朝のアラワイ運河の道を歩きたいことと、なるべく喧噪から離れたいこともあった。その結果、カパフルの〈スタバ〉ということに。
アラワイ運河沿いは、いつものようにジョギングの姿が行き交っている。そんななか、自分の足もいつの間にか速まる。もっとゆっくり歩けばいいのだけれど……。
アラワイ通りを左に曲がり、カパフル通りに入っていく。進めば進むほど、いつものように閑散とした姿が現れる。ワイキキに近いわりに、開発の影響はまだまだ少ない。ひなびた田舎感をまだ味わえる場所で、それがうれしくってたまらない。
と、書いたけれど、カパフル通りも少しずつその姿を変えているようだ。この先の〈KC・ドライブイン〉がなくなってしまったり、〈へレンズ〉(2006年閉店か)、〈ワン・プラス・ワン〉などもなくなってしまった。いつの間にか、ここはどこだろうということになってしまうのかもしれない。ひなびた場所探しの人には、つらい。