11時34分
なんと定刻通りにバスがやって来て、出発。いや、1分早いのではないかと思えるくらいだ。時間通りにやって来なければ来ないで信用できないし、こういうこともあるから、バスはさらに信用できないことになる。つまりどのみち、バスは信用できないといわれてしまう、かわいそうな存在なのである。
こう時間に正確だと、バスの時刻表は、ストレス解消に必要なのかもしれない。今まであまり気にしないで時刻表を使ってきたのだけれど、もっと活用しなくてはいけないのかも。しかし、僕には、時刻表に合わせて活動するなんて、絶対できないだろう。やはり、「時刻表なんか」という存在にしておきましょう。
バスのふたり席の窓側に座る。長旅だから、他の人の移動にじゃまにならないですむから助かった。
しばらくすると、横に女性が座ってきた。チラリと見ると、なんと、あの地団駄さんだった。バスに乗る頃には、自分の視界からは消えていたのだけれど、いつの間にかバスに乗ってきて、自分の隣に座ってくるとは……。どうか、隣で地団駄踏みませんように!