ハワイ好きが高じると、「ハワイアンのルーツは、いつ、どこから?」とか、「最初にハワイを訪れた日本人は?」などということも気になってしまいます。
最初の方の疑問は、篠遠喜彦さんの著書『秘境マルケサス諸島』(平凡社刊)などを読むきっかけとなりました。篠遠博士は、釣り針から時代考証をされたことで有名です。昔、人骨で釣り針が作られていた話には、たいへん驚かされたものでした。
ハワイへの移住は、諸説あるようですが、ハワイ州観光局のHPを見ると、「篠遠博士は、島々で出土された釣り針の形態から、タヒチではなくマルケサスが分岐点で、マルケサスからハワイに人が移動した年代は紀元後500年から700年頃と考えています 」とあります。
ということで、今から1500年ほど前に、勇気ある人たちが海を渡って移り住んだことになります。カメハメハ大王さんの祖先も、そんな人のひとりということになるのでしょう。今やヒコーキでブーンですから、なんとありがたいことか。
昔、日本からハワイまで、自動車で行けたらどれくらいかかるだろうと考えたことがあります。ザックリ6500㎞として、時速100㎞で走ると、昼夜休みなく走って65時間。まあ3日間はかかるということになり、往復6日間。どうやら、「ちょっと行ってくらぁ」とはならないようです。あっ、ガソリン代も計算しましたけど、やめときます。
「最初にハワイを訪れた日本人は?」については、またいつか。