ハワイ大好きおじさんの〈路地裏雑貨店〉

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』(北嶋茂)その後

 当店、最初は、「ハワイ路地裏探検隊」と称して、ハワイものを中心に並べていたのですが、仕入れに困り果て、菓子類や戯れ言、ボヤキや小言なども並べるようになりました。新品、中古品、珍品、パチモン、バッタもん・・・いろいろ取りそろえてございます。

ダウン・タウン周辺

f:id:hawaii-ojisan:20210605074314j:plain

f:id:hawaii-ojisan:20210605074003j:plain

f:id:hawaii-ojisan:20210605074023j:plain

上:ダウンタウン、中:『南太平洋の民族誌』(高山純著・雄山閣出版)、下:『ジョン・マンと呼ばれた男』(宮永孝著・集英社

 昔のホノルル港周辺の地図と現在の地図と見比べると、とても興味深いことがいっぱいです。今もある同じ名前の道路や施設、こんな所に砦があったり、今の陸地は海だったり・・・見比べていると時間を忘れてしまいます。で、あまり時間を忘れていると、徘徊なんてことにも繋がりかねませんので、いいかげんで現実に戻ります。

 ダウン・タウン方面というと、私など、ついつい、香ばしい香り漂うチャイナ・タウンのほうばかりに目がいってしまい、反対側は足が遠のいています。歴史ある地域なのですが、知らないことばかり。そんな歴史に少しでもふれられる古い建物などを見て歩けるのも、今のうちなのでしょうか。あるいは、もうとっくに遅いのでしょうか。

 旅行中の1日すべてをダウン・タウン探検に、と思うことがしばしばです。しかし、いまだに実行できません。ほかの〝快楽〟に使ってしまうのです。

 昔の地図と大きな虫メガネを持って、「昔、このあたりには・・・」などと思い描きながら歩くのも、贅沢なハワイ(あるいは、アブナイ・ハワイ)の過ごし方なのかもしれません。それには、物欲を捨てる必要があるのですが、これがなかなかムズカシイ。いわく、ハワイ道とは、禁欲の世界と見つけたり(真逆の現実)。