昔のホノルル港周辺の地図と現在の地図と見比べると、とても興味深いことがいっぱいです。今もある同じ名前の道路や施設、こんな所に砦があったり、今の陸地は海だったり・・・見比べていると時間を忘れてしまいます。で、あまり時間を忘れていると、徘徊なんてことにも繋がりかねませんので、いいかげんで現実に戻ります。
ダウン・タウン方面というと、私など、ついつい、香ばしい香り漂うチャイナ・タウンのほうばかりに目がいってしまい、反対側は足が遠のいています。歴史ある地域なのですが、知らないことばかり。そんな歴史に少しでもふれられる古い建物などを見て歩けるのも、今のうちなのでしょうか。あるいは、もうとっくに遅いのでしょうか。
旅行中の1日すべてをダウン・タウン探検に、と思うことがしばしばです。しかし、いまだに実行できません。ほかの〝快楽〟に使ってしまうのです。
昔の地図と大きな虫メガネを持って、「昔、このあたりには・・・」などと思い描きながら歩くのも、贅沢なハワイ(あるいは、アブナイ・ハワイ)の過ごし方なのかもしれません。それには、物欲を捨てる必要があるのですが、これがなかなかムズカシイ。いわく、ハワイ道とは、禁欲の世界と見つけたり(真逆の現実)。