ハワイ大好きおじさんの〈路地裏雑貨店〉

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』(北嶋茂)その後

 当店、最初は、「ハワイ路地裏探検隊」と称して、ハワイものを中心に並べていたのですが、仕入れに困り果て、菓子類や戯れ言、ボヤキや小言なども並べるようになりました。新品、中古品、珍品、パチモン、バッタもん・・・いろいろ取りそろえてございます。

段ボールがほしい〔2018年4月4日(水):2日目 40〕

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「おうちでハワイ」グッズ


18時50分
 あれやこれやの激闘の末、買い物終了。今日はリュックも持ってきたので、帰りは楽だ。「もっと持って帰れるぞ」という気迫があふれていた。

 店を出ようとしたら、レジ近くにきれいな空の段ボールがひとつ置いてあるのを見つけた。ほしかった段ボール、目が輝くのがわかった。

 帰国時にワインを梱包するのに、段ボールがほしいと思っていたのだ。前回の旅行では、小さな段ボールを日本から持って来たくらいだ。今回は、どこかでもらおうと思っていたのだけれど、そんな機会ってなかなかないとわかり始めていた。そこにこの段ボール。まるで自分を待っていたかのようだ。
 ハードケースの旅行鞄なら、こんな心配は要らないのだけれど、ソフトカバーとなると、ビン物は心配の種となる。このときは、やっぱハードケース、いいなぁと思うのだけれど、なんだか野暮ったくって選べない(あっ、個人的な感想ですから)。

 さっそくレジの女性に、もらえるか聞いてみると、笑顔とOKの言葉をいただけた。
 外に出て、段ボールを折りたたみ、バッグに入れる。小さいとはいえ、さすがに箱のままで持ち歩くことはためらわれた。身なりが身なりだから、今宵のベッドの準備かと思われそうだからだ。
 箱をよく見ると、重いコンビーフが入っていたものだった。頑丈そうだ。これがあるとないとじゃ大違い。きっと役立ってくれるに違いないと満足顔。