〈セーバーズ〉の店内を歩いていたら、大阪弁の夫婦が買い物をしていた。聞こえてくる会話の内容から、観光客ではないようだ。もしかしたら、プロだろうか。ここで仕入れて販売する、そんなな人達がいるらしい。それほど価値があって安いということなのだろう。どちらにせよ、毎日、ここに来られる人がうらやましい。
こうしたお店に出入りしていて思うことがある。せっかくハワイに来ているのに、こんな品物ばかり見ていていいのかということ。これを思うといつもつらい。山や海を味わっていないといけないのではないかと思う時、首をすぼめたくなる。
で、あまり反省心が強くなった時には、いやこれもハワイの景色のひとつなんだ、と思うことにしている。それにしても、やはりなんだかすっきりしないうしろめたさのようなものがある。だから、なるべく他人にはいわないようにしているけど、書いちゃってるな。
16時35分
店内をくまなく見て退店。手には、1.99ドルのTシャツ2枚。ようやくお気に入りのTシャツを見つけることができたのだ。以前より探す出すのが難しくなった企業広告物のTシャツ。景気に左右されているのだろうか。そんな社会勉強をしているのだ、ということにしようっと。