朝の明るくなった空は、ほとんど雲に覆われているけれど、雨ではない。道を見ても濡れていないから、夜も降っていなかったようだ。雨が降っていないだけいいのだけれど、なんだかどんより感強し。
こんな天気だと、帰国前日症候群の心は、さらに浮かなくなる。マイナス・イメージ、うしろ向きの気持ちが、雲と同じようにコオラウ山脈の方から、モクモクとわき出てくる。早く、気持ちを入れ替えなくてはいけない。
部屋の窓は、日光を遮るために黒い色がかかっている。このガラスを通した外界は、晴れていても味気ないものだ。朝なのに、まるで夕方のように思えてしまう。だから、窓を開け放って、外が見えるようにして過ごしている。こうしていると、生のハワイを感じることができる。
どうやら天気はなんとかもちそうだ。
実は、昨日のコンドへの帰り道、足の痛みを感じ始めていた。やはり3万歩ほど歩いたのは、ヘビーだったのかもしれない。足の疲れもたまってきているようだ。
そして、今日ベッドから降りたら、結構な痛みとなっていた。かかとが熱を持っていて、ジンジンしている。今までの経験からすると、これはあぶない兆候だ。これがひどくなると、歩けなくなる。なんとか今日一日、がんばってくれますように。