レアヒ通りにある、ダイヤモンドヘッド・コミュニティ・ガーデンまで来て、足を止めた。ちょっとだけなかを覗いて行くことにしたのだ。ここは近所の人が利用する家庭菜園だ。
相変わらず、ハーブやおいしそうな野菜が沢山。名前はわからないけれど、その葉の色、形だけ見ていても食欲がわいてくる野菜達、そして花。ここは、いつ来ても荒れているということがなく、きちんと管理がなされている。見ていて気持ちがよい。美意識の違い、整理整頓のうまさとでもいうのだろうか、もうこれは天性のものだろう。
そんな菜園を少し見る心のゆとりのない時が多い。通り過ぎてしまうのだ。そんな時は、いつも後悔する。ここを見られることは、心のバロメーターのようなものだ。そんな心のゆとりがあるかのように、あるいは、そんな心のゆとりを回復するかのように、菜園を見て歩く。
コンクリートだらけのワイキキのすぐ近くに、こんな家庭菜園があること、それを楽しんでいる人がいることを知るだけで、なんだか心があたたまる。