〈ワン・プラス・ワン〉の注文カウンターの前で、シュリンプ・フライド・ライスのできあがりを待つ。喉が渇いていたので、置いてある水をいただきながら、しばしの休憩タイム。やっと休息がとれる、つかの間の無心状態だ。
待っていても、すぐにできあがるのがわかっているから、ストレスはない。いつも不思議でならないのは、プレート屋さんの待ち時間の少なさだ。もしかしたら、〈マック〉より早いのではないか(そりゃオーバーか)と思えるスピードだ。まるで、電子レンジでチーンではないのかと思えるほど。なかから、ジャージャーという調理の音が聞こえてくるから、そんなことはないのだけれど、あれだってスピーカーからの音かもしれないと疑いたくなるほど早い。そして今回も、そんなスピードで、やってきた。
渡されたプレートを持つと、ズシンと思い。この重さ、たまりません。これが全部お腹のなかに入るのだろうかと思えるほど重い。
なかからいい香りが漂ってくる。コンドで食べるつもりが、温かいうちに店で食べちまうかと、思えるような香りだった。でも、ビールと一緒に食べたら・・・きっともっとおいしいに違いない。大切に抱えて店を出る。