ハワイ大好きおじさんの〈路地裏雑貨店〉

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』(北嶋茂)その後

 当店、最初は、「ハワイ路地裏探検隊」と称して、ハワイものを中心に並べていたのですが、仕入れに困り果て、菓子類や戯れ言、ボヤキや小言なども並べるようになりました。新品、中古品、珍品、パチモン、バッタもん・・・いろいろ取りそろえてございます。

雑然さが安心感を生む店内〔2018年4月6日(金):ハワイ4日目 50〕

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〈コーヒー・トーク〉

 今日の〈コーヒー・トーク〉には、日本人観光客はいない。前回は、めずらしく『地球の歩き方』を持った女性達がいた。いるとうれしいような、残念なような、気持ち複雑。自分も同じ立場なのに、「日本人観光客が少ない方がいい」という気持ちがあるからだ。そんな偏狭な気持ちは、開拓者精神にもつながるから、まんざらマイナス面ばかりともいえない困ったヤツである。
 
 店内は、落ち着く空気に包まれている。ハワイっぽい、というのではなく、なんだか古きよきアメリカを連想させてくれるような造りなのだ。50年代、雑然、パイプの椅子、規則性なし、ガタゴト、そんなものがすべて混ざり合って、不思議なことに安心感を与えてくれるのだ。  
 これが、〈ボガーツ〉だと、こうはいかない。狭いことによる圧迫感、「仲間じゃないぞ」、そんなものが押し寄せてくる(ような気がする)。ただここは、ホテルから「ちょっとそこまで」できないなのがつらい。でも、だからいいということもある。