写真は、昔、カイムキのワイアラエ通りにあった道場の看板です。
まだハワイ詣で初期の頃、ついなかに入って、入口近くで稽古を見ていると、稽古中の日系のおじいさんがやってきて、日本語での会話になりました。
「君は合気道をやるのか」、「日本へはだいぶ前に行ったけど、今では運賃が高くて行けない」。そんなことぐらいしか覚えていませんが、とてもあたたかな人物でした。
もっと話を聞けばよかった、また会いに行けばよかった、そんな懐かしいような後悔が、カイムキを歩くと浮かびます。
「あのとき、声をかければよかった」場所がハワイにたくさん。あの庭で微笑んでくれた東洋系の女性は、どんな人だったのか。いつも庭の椅子で新聞を読んでいたあの老人は・・・いまだに気にかかります。