ハワイ大好きおじさんの〈路地裏雑貨店〉

『ハワイ大好きおじさんのアロハ!最後のわがままひとり旅』(北嶋茂)その後

 当店、最初は、「ハワイ路地裏探検隊」と称して、ハワイものを中心に並べていたのですが、仕入れに困り果て、菓子類や戯れ言、ボヤキや小言なども並べるようになりました。新品、中古品、珍品、パチモン、バッタもん・・・いろいろ取りそろえてございます。

マトソン・ラインの灰皿

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Matson Line

 以前も書きましたが、ハワイ好きが高じると、ハワイのいろいろなものを集めたくなります。私の場合だと、ライオン・コーヒーのマグカップ、ハワイのTシャツ、ハワイのナンバー・プレート、ハワイの空きビン、アロハ・シャツ、フラドール、マトソン・ラインのメニュー、なんでもいいトート・バッグ、古いハワイの置物、〈ABCストア〉のビニール袋やキーホルダーなどなど・・・。まっ、総じて、ハワイのゴミとでもいったようなものかもしれません。つまり、ゴミ収集。

 これで部屋をいっぱいにしてしまう偉人もいるようですが、私の場合は途中で覚醒して、普通の社会に戻ることができました。ほとんど手放したとはいえ、最低限の残存物は部屋の片隅に隠しておりまして、本日の隠し球は、マトソン・ラインの灰皿(「らしい」もので、数種類あり)。
 タバコは吸いませんが、「マトソン・ライン」という言葉だけで、なんだか胸がググッとくるんです。はたしてこの灰皿はハワイまで旅をしたのか、デッドストックなのか。もし、ハワイ航路を経験した灰皿だとしたら・・・そんな想像もかきたてられる一品です。

 マトソンは、1920年終わり頃~30年頃を中心に、アメリカ本土からハワイへ数日かけて旅する、マリポサなどの豪華客船を就航。そんな船に乗ったわけでもないのに、郷愁を誘われるのはなぜでしょう。ちなみに、今でもマトソンは、ハワイに本社をおき船を出しているようです。ただ、貨物船。ロゴ入りの灰皿はないでしょうね。

雪の日は干し芋で

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干し芋の丸かじり』(東海林さだお著・朝日新聞出版)

 東京はまだ降っていないようですが、今日は雪。な~んていったら、北国の人から、「こちっとら、毎日でぇ」(東京弁か)と叱られそうですが、とにかく雪。

 こんな日は、昨日から読み始めた『干し芋の丸かじり』(東海林さだお著・朝日新聞出版)でも読むことにいたします。あいかわらず、おもしろいです。

 我が家の干し芋もできあがっているので、これでも食べながらということに。働いているかた、申し訳ない。雪が積もりませんように!

トレッキング in Hawaii ⑥パウピア・トレイル(その2)

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パウピア・トレイルから

 前回の続きとなります。

 6番バスの乗るべきところ、なぜか5番バスに乗車して出発。途中、「なんか変だなぁ~~」と思いながらも、降りるわけにもいかず、当然のことながら、バスはパウピアじゃなくって、マノアの滝近くに停車。

 「パウピアに停まるっていったじゃん」と、クィ~ンズ・イングリッシュ風で運転手に詰め寄るわけにもいかず、バス停を降りることに。乗るべき6番と同じバス停からの出発であったことだけが、勘違いの原因だったようです。

 地図を見ると、幸いパウピアはさほど遠くではなさそうです。トレイルの前の散歩というか、反省の道というか、歩くことに。
 普通の住宅街を抜け、広大なマノア・チャイニーズ墓地(広大な墓地で、一見の価値あり)の横を通過して、トレイルの入口がある、ウッドラーン・ドライブ通りに辿り着きました。
 こう書いてしまうと、簡単に到着したようですが、結構冷や汗もので、なおかつ距離もあって披露困憊状態でした。トレイルなんかしなくても、もうこれで十分とさえ思えるほど。

 トレイルは、入ってしまえば、ただ道を進めばいいもので、最初の二股を間違えなければ問題なく進むことができます。人がいない寂しさはありますが、難所はありません。ただやはり人がいないことが恐いように思えます。どこにいてもそうですが、イケナイ人がいたら、より困ったことになるという話です。

 途中、沢山のリリコイが落ちていたのは、なんともうれしいことでした。もちろん、食します。
 そして、圧巻は、頂上に着いてからの景色。遠くに、ワイキキの街並みが一望できるのです。たぶん、しばらく見とれていることでしょう。そして、そこには、なんと石のベンチも。恋人、夫婦、愛人関係などなどの人と一緒に来れば最高でしょう。
 で、やはり注意点は、人が少ないこと。途中人に出会えると、なんとうれしかったことか。どこでもそうですが、アブナイ人に要注意!

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食べ放題で無料のリリコイ

 

パート・ド・ヴェール

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パート・ド・ヴェールにて

 ガラスが好きです。といっても、窓ガラスに顔をくっつけたり、ガラス・コップをかじったりするわけではありません。ただ、古い窓ガラスやステンドグラスの〝ゆがみ〟を見ると、手作りのぬくもりを感じ、思わず触ってみたくなります。昔の氷コップなども、見ているだけでゾクゾクしてしまいます。

 仕事でガレやドーム、ワルターなどに触れたのがきっかけかもしれません。残念ながら、あれを買う勇気とお財布はありません。
 
 さて、ガラス器を自分で作れることがわかり、師匠の門を叩きました。師匠は、横浜市の南区で、「アトリエMONO」を運営されています。以前、テレビでも放映されていましたから、見たかたもいるかもしれません。
 技法は、吹きガラスではなく、パート・ド・ヴェール技法。粉のガラスから成形します。粘土での原形作り、石膏で型作り、焼成、磨きあげ。そんな楽しい作業行程が必要で、そのほかに「やるぞっ」という気合いが必要でもあります。で、最近、その気合いがでなくって・・・。

寒いけど春の予感

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タンポポ

 先ほど、買い物の帰りに、ふと道ばたをみると、タンポポ

 関東の話で恐縮ですが、なんとなく、春、そこまでやって来ている予感。それにしても、このタンポポ、おいしそうに見えるな。

トレッキング in Hawaii ⑥パウピア・トレイル(その1)

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パウピア・トレイル

 ココヘッド・トレイルの次は・・・安近短でいい所がないかと、前述の『ハワイ・トレッキング』(近藤純夫著・平凡社刊)をめくると、ありました、いい物が。「日当たり良し、バス停からも近し・・・」的な物件。その名は、パウピア・トレイル。舌をかみそうになる言葉、パウピア。

 場所は、以前行ったマノアの滝近く。といっても、「そっち方面」レベルの近さで、ちょっとだけ変化球といったところです。なんといっても安近短なのがいい。

 アラモアナ・SCから6番バスに乗り現地に行く・・・はずだったのですが、ここでまた私らしい行動に・・・。なぜか、5番バスに乗って、運転手に「パウピア」に行くかどうか、クイーンズ・イングリッシュ風で尋ねるという行動にでたのです。聞かれた運転手は、クィーンズ・イングリッシュ風がわからなかったらしく、「まかせとけ」的に、うなずくのでした。

 今から思うと、不可解な行動なのですが、ともかくそんなことで5番バスに乗って行くという、まことに不思議な行動にでたのです。

 続きます。

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パウピア・トレイル

 

M&M キャンディ・ディスペンサー

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M&M キャンディ・ディスペンサー

 寒い、毎日寒い。こんな日は、チョコを食べて元気をだしましょう。

 とかく変な雑貨類が好きで困ったものです。最近では自制していますが、アメリカン・アンティークとかのお店に入ると、カギをかけて閉ざしていた心の扉が開いてしまい、興奮状態となります。

 本日の写真は、M&Mのキャンディ・ディスペンサー。子どもが小さいときに買って、子どもには〝極力触らせずに〟私が楽しんだものです。
 M&Mのディスペンサーは、いろんな種類が出ていて、集めている人も多いようですが、「こんな場所を取るもの集めてどうすんだっ」と捨てゼリフを吐いて諦め、私はこれだけ。
 これに、M&Mの小さなチョコをビッシリ入れて、下からザラザラ取り出していく快感・・・。ただ、ビッシリ入れるには、相当な量が必要で、そこがコワイ。で、カラッポ。

トレッキング in Hawaii ⑤ココヘッド(その2)

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ココヘッドの線路

 前回からの続き、ココヘッド・トレイルです。
 
 山の下まで来て上を見ると、線路が、まっすぐに頂上まで続いています。目が眩むほどにまっすぐに。

 山腹に線路があるのは、戦争中に弾薬などをあげるために造られたようです。線路はあっても、電車に乗せてくれるわけではありませんから、歩きます。
 ただまっすぐ線路を登っていけばいいのですから、難しさはないはずです。それに山といっても、たいした高さではなく、たぶん300~400メートル(?)ではないかと思います。
 
 問題は、急坂であることと、途中その線路の下の土壌がなくなっている部分があることぐらい。つまり、「すべると下に落ちるよ」ということになります。日本だったらそんな場所は修復するか、渡らせないでしょう。しかし、ハワイでは、登らせてくれるのです。ということで、登らせていただきます。

 急坂は、かなりハードです。当然、「ハァハァ」ということになります。そして、途中何回も休む必要があります(10回は休んだなと)。そして、ついに線路の下がない場所が現れます。体力を消耗しているうえに、さらに恐ろしい事態とは、まさに踏んだり蹴ったり。

 できれば線路にしがみつきたいけど、そうもいかない辛さ。戻りたいほどの恐怖感。しかし、ここで引き下がっては日本人の恥、なんて気持ちで渡りきったときは、もう披露困憊。さらに苦難はつづき、最後は、垂直の壁面だったように思えました。

 当然、上がりきると、すがすがしく、下に見えるハナウマ湾がきれいに広がっています。しばらく降りる気になれず、放心状態で頂上を楽しみました。

 で、「あとは楽しく下るだけ」と、なるかというと、そうではありません。線路の下がない部分は、降りるほうがもっと恐かったといってもいいかもしれません。

 登り切った達成感、さらに上からの景色はすばらしく、一度はやってみてもいいと思いますが、私は、二度と行かないことでしょう。

 そうそう、途中出会った男性は、おばさんから「あなた、さっきも会ったわよね」といわれる人物で、ここを何回も往復して、トレーニングしてるという、まことにいやなヤツ様でございました。

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ココヘッドから

 

コーヒー

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スタバのコーヒー

 部屋中がコーヒーの香りでいっぱいになるのが好きです。コーヒーが苦手の人には、きっと困ったことでしょう。

 以前は、買い物途中に、〈スタバ〉に入ってハワイの雑誌なんか読んでいたのですが、時節柄、最近まったく素通り。で、スーパーで売ってるスタバのコーヒーを買ってきたりしています。味的には、ちゃんとスタバしております。

 基本は、〈珈琲問屋〉さんのコーヒーを飲んでるのですが、先日、スーパー〈OK〉のヤツを買ってみました。どんな味か、楽しみです。そしてたまに、〈業務スーパー〉のコーヒーなんかも買っちゃったりしてます。こうなると、なんでもいいってことか・・・。

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トレッキング in Hawaii ⑤ココヘッド(その1)

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ココヘッド

 カイヴァリッジ・トレイルのあと、「さて次は・・・」ということで悩んで出てきたのが、ココヘッド。たぶん、雑誌の記事を見て思いついたのかなと思います。

 ココヘッドについて調べると、ふたつの選択肢があることがわかりました。ひとつが平和な植物園巡り。クレーターの内側を歩く、いたって穏便なコースです。そして、もうひとつが、山腹にある線路の上を垂直に登って行く、線路コース。で、あとで述べますが、この線路がクセモノです。

 軟弱な私としては、平和なルートを選択したくなるところですが、「そんなことでどうする」と叱咤する自分もまだいたことと、もう歳も歳だし、「今やらないと」という危惧もあり、線路コースの選択となりました。

 ここも当然バスで現地に。72号線・カラニアナオレ通りでバスを降り、そこからは藪のなかに入るように山の麓に向かって行きます。この入口が、調べて行かないと、すでになかなかの難所。これさえ見つけられれば、あとは道に沿って行けば、自然と山の麓に到着します。
 入口を入ってすぐに、銃声が聞こえるのは、歓迎の祝砲ではありません。下に射撃場があるからです(入口も、だいぶ上にあるのです)。間違ってこっちに飛んでこないか、ちと不安になること請け合います。
 
 で、山の下に到着して見上げれば、一直線にレールが頂上まで延びている。まさに、「ヒェ~~!!」という景観です。

 続きます。

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ラニアナオレ通りからの入口