カウンターを確認したら、すぐにそこには行かないで、近くの椅子に座って荷物の整理を開始。今、36リットル入るリュックを背負っているけれど、このなかにスポーツバッグが入っている。今度は反対に、スポーツバッグのなかに、リュックを入れて、これを機内預けにする。というやっかいなことをやっている。荷物をひとつにしてしまうのだ。
少ない荷物だから手荷物にして持って入ればいいのだけれど、やっかいなものを持っているので、こうせざるをえない。
やっかいなものって、アーミー・ナイフだ。もうこんなもの持って来ないほうがいいと、毎回思うのだけれど、じゃあワインの栓抜きはどうすんだ、コルクのないワインなんて買わないぞ。それに、簡単なナイフだってあれば便利だ、という想定となり、やっぱ持って行こうという結論になる。
コルク抜きがついているアーミー・ナイフを探した。ハサミだってついている。これが、旅では便利だ。旧型人間の僕には、国内・国外を問わず、このアーミー・ナイフがお供である。旅行に、妻とアーミ-・ナイフとどっちを連れて行くかといわれたら……さてと(黙秘)。
そうそう、世の中には、アーミー・ナイフとサバイバル・ナイフの区別ができない人がいるらしい。まさか、あのサバイバル・ナイフを持って旅するわけがない。もっとも、ホノルルがジャングル状態なら持っていくかも。